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Netflixアニメ『アーケイン』 作品が大ヒットした一方で380億円を超える制作費の回収は困難?


Netflix独占配信中のアニメ『アーケイン』。
韓国のライアットゲームズの大人気オンラインゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を原作としたアニメシリーズ。

eスポーツでも多くの視聴者を獲得する『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』ですが、アニメとしても大ヒット。
配信開始後1週間でNetflixの視聴ランキングでトップになり、52以上の国と地域で1位を獲得。
手描き風のアニメーションと3D技術を融合させたハイクオリティの映像とストーリーで、レビューサイトでの評価も高く、2022年に開催された エミー賞(プライムタイム・クリエイティブアーツ部門) で、アニメーション番組部門の 「Outstanding Animated Program」 を受賞しました。



アニメの大ヒットの影響はNetflix内に留まらず、ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のプレイヤー、周辺商品の売上が増加し、ファッションやコスプレ分野でも人気のコンテンツへと成長。

しかし、 Netflixアニメ『アーケイン』の制作費は2シーズンの合計で約2億5000万ドル(約382億円)。
この資金を捻出したのはライアットゲームズで、Netflixと中国のテンセントは1エピソードあたり約300万ドル(約4億7千万円)で配信権を購入。
ライアットゲームズはアニメの権利を販売しただけでなく、資金も提供しましたが、収益は約1億800万ドル(約170億円)で、この多額の予算を回収することは難しい状況だと米紙ブルームバーグが報じています。

一方で、ライアットゲームズの共同創業者マーク・メリルは「私たちにとって最も重要なのは、プレイヤーの長期的な関与」と、短期的な視点ではなく、長期の投資であることを強調。

Netflixアニメ『アーケイン』シーズン1配信後、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の新規ユーザーが増加したもののの100ドルを超えるアイテムも存在する有料アイテムのコンテンツが十分に揃っていなかったことを反省点に挙げていて、アイテムが揃ったシーズン2配信後の状況は前向きにとらえているようです。

多額の予算が投じられたNetflixアニメ『アーケイン』ですが、『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のブランド価値を高めることには成功していて、 ゲームのキャラクターの設定を補完し、世界観への没入感も高めました。

今後の予算は不透明ですが、Netflixアニメ『アーケイン』はスピンオフの制作も予定されています。



Netflix 『アーケイン (Arcane)』 予告編






Netflix 『アーケイン (Arcane)』 徹底解剖スペシャル









2024年12月25日

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